

オシゴト密着レポート

10:45
おはようございます。ライターの市川です。 今日は現場で働くみなさんに密着します。

10:50
出勤前に寮の玄関前で一服。
仲間と、仕事のこととか、あれこれを、 話しながら車を待つ。 タバコって、こうやって吸うと、うまい。

11:00
現場までの送迎は、運転手付き。
運転手は、メンバーの誰か。 乗る順番も席も、何も決まってないから、 みんな、なんとなく乗りこんでいく。

11:30
本日の運転手はワタナベさん。
スカイツリーが見える首都高を気分よく運転していきます。 「仕事は正直キツい時もあるけど、 まあ、なんとなく続いちゃってますね」

11:45
基本的に、移動時間は睡眠時間。
これまでに景色は見飽きたし、仲間とは十分にしゃべりすぎた。

12:00
現場のセンターに到着。
着いたからって、もちろん歓声はなく、 少しばかりのため息が漂う。

12:10
到着後、すぐ仕事というわけではありません。 社内に残って寝ている人もいれば、 食堂でメシをすませる人もいるし、 コンビニまで行って弁当を買う人もいる。


13:00
仕事が、はじまる。
機械がつねに動いている環境なので、 やっぱり安全が第一。 うざったいくらい注意書きが貼ってあるけど、 自分のことは自分で守らなくては。

13:15
このセンターでは、工場なんかからの荷物を 降ろし、お店に向かうトラックへ運びこむ。 多い時は、トラックの周りまで 荷物でいっぱいになるそうだ。

13:30
運ぶとは言っても、あちこちにある機械が トラックから荷物を出してくれる。
便利になったね、世の中は。

14:00
途切れない荷物を見ていると、 不思議な気分になってくる。 一列に並んで規則正しく移動する荷物は、 けなげだ。

14:30
機械はたくさんあるけれど、 要所では人の手がやはり必要なんです。 コツコツと、黙々と、時に笑いながら。 大量の荷物をさばく人たちがいます。




15:00
いったん、休憩。
荷物の量やトラックのタイミングにもよるけれど、 だいたい2、3時間に1回、休憩します。 ぶっ続けは、いくらなんでもありえない。

15:20
まあ、当たり前のことですよ。
少しくらい気を抜くこともあるだろうけれど、 空き缶はポイ捨てしちゃイカン。

15:30
カラスの屍が吊り下げられている・・・。
食品も扱うセンターだから、カラスよけが必要なのだそうです。
「近づいたらこうなるぞ」という おそろしいメッセージなんであります。

16:00
人間にだって、危険はたくさん。
甘く見ていると、レーザーでケガします。 機械はつねに動いているから、 現場では、本当に注意が必要です。

16:30
ふと、荷物が途切れることがある。
効率よく仕事を進める人間だけが味わえる 特別な時間です。 「やってやった感」がにじみ出ている。 これが、男の背中というものだ。

17:00
だんだんと荷物が多くなってきて、 どうやら密着取材はここまで。
仕事となればキッチリこなす人たちがいる。 だから、取材なんて本当はジャマ以外のなにものでもない。すみません。

17:15
1日の取材を終えて、 「駅まで歩くのだりーなー」と言っていると、 サプライズで送ってくれることになりました。
口数は多くない、ぶっきらぼうではあるけれど、 なかなか優しいところもある人たちなのです。

終了
あとはご自身でたしかめてくださいね。
みなさん、ありがとうございました。